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この震災で職を失った私ではありますが、1か月半程は何も手をつけられない気分でした。
テレビからは毎日被災地の悲惨な状況が流れ、それを見るたびに泣いていました。

石巻市渡波にいる親戚の家は被害にあい、ゴミを拾ったり・泥を掻き出したりのお手伝いには行ったものの、こんな時自分は他に何ができるだろうと…思うばかりでした。
そんな時、娘の友達のお母さんから電話があり、避難所に居る人たちが大変な事になっているからボランティアしよう!!と誘われたのです。
しかし私たち2人では、到底170人という被災者さんを相手には太刀打ちできないので、私が所属するよさこいのチームに働きかけ、物資を集めることにしました。

あの日から2か月も経つというのに、まだ座布団を引いて寝ているという人。
物資は来てるのだけど、居る人達に平等に渡されていないという人。
リサーチすればするほど、要望は多種多様となり、こちらとすればますます混乱するばかりとなった。
とりあえず季節の変わり目という事もあって、夏物の衣類を集めることにしました。

やり方として、物資を送り付けるのではなく、欲しい物を見て取っていただき、残った物はまたこちらで引き取ると言う形にしました。
避難所生活が長くなってるので、季節が変わり渡せなくなった物も出てきているという行政の状況を考慮しました。
それと『選ぶ楽しさ』というのも感じてもらいったかったからです。
私たちスタッフと話をしながら品定めをしてる姿は、こちらとしても嬉しいものでした。


そんなやり取りを写真に撮り、ここにアップさせようと思っていたのに…。
開始15分にたくさんの方々が殺到し、撮ってる余裕がありませんでした(汗)



この震災を機に再開したブログでしたが、忙しさにかまけて、既に更新できない状況となってます(^_^;)
ますます不定期になると思いますが、またアップしたいと思います。
# by pazuh-love | 2011-06-08 12:10
久々の投稿となりました。
それが『東日本大震災』の事となるとは…

忘れもしない3月11日・14時46分
その時すぐには、日本がこんな事になるとは誰が思ったでしょうか。
私は仕事中に被災し、すぐに自宅に帰れとの指示があり戻りました。
雪がもつもつと降りしきる中、まだ家に帰えらないという娘を探しました。
幸い公園にいた所を、路線バスの運転手さんに助けられ、公民館に送ってもらったそうです。

我が家では家や人には被害がなく、周りも大した被害がないものと思っていました。
それから約一週間の停電が続きました。
携帯ラジオからは、毎日何度も「地震速報」が鳴りました。


また来る…


電気が点いて最初に目に飛び込んできたのは、三陸海岸を広く襲った津波の映像でした。
本当に驚きました。
ここより山を一つ越えた所にある南三陸町が、町ごと無くなったなんて…。

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この写真は、連絡が取れなくなった親戚を探しに、石巻の渡波に行ってきたときのものです。
ここはすべてを流された南三陸町と異なり、建物は残っていました。
でも、住めるものではありません。
車は家に突っ込み、また重なり合っていました。
ガソリンスタンドには、家が一軒まるごと流れ着いていました。

本当に「途方に暮れる」とは、まさにこういう時に使う言葉だと思いました。
# by pazuh-love | 2011-05-19 09:50 | 携帯より